モロッコ滞在記3
モロッコに来てやはり思うのは独特な色使いと緻密な手作業です。
それは町中のいたるところに見られます。
水汲み場のタイルは色も細工も目を見張る物があります。
こういうタイルがいちいちかわいいんですよね。
こういうのは小さいかけらを組み合わせて柄を作っているので本当に気が遠くなる作業だと思います。
これは最初から柄が書かれたタイルです。
が継ぎ目も模様になるようになっているんです。
普通の家の中にも使われています。
時々タイルの取り扱いを聞かれるのですが、残念ながら日本に着くまでにほとんど割れちゃうのでファティマでは扱っておりません。
安全な方法があればいいのですが・・・。
そしてマラケシュの旧市街メディナの中の市場スークの中にあるスパイス広場にも色が溢れています。
迷路のような少し薄暗いスークの中を迷いながら歩いていると、空と色と、スパイスの香りがいきなり飛び込んでくる感じがします。
ここには有名なcafe des epicesカフェデゼピスやNOMADノマドが面しています。
どちらも一番上のテラスが人気です。
スークの喧騒に疲れたらぼーっとスパイス広場の色使いを眺めるのもお勧めです。
やはりスパイス広場にはスパイス屋さんが多いのですが、
スパイスと言っても日本人の感覚とは違い、薬局的な感じです。
私にはちょっと謎すぎて何がどうかはよくわからないのですが、小さい亀やカメレオン(生きてたり干からびていたり・・・)や得体のしれない動物の革も売られています。
恋のおまじない的な?黒魔術的な?感じのものもあるようです。
そしてここでよく売られているのが、緑の筒の一番左下の黒めの物体、サボンノワールです。
海苔の佃煮のようにも見えますが、もう少し固めでヌタッとしたペースト状になっています。
黒オリーブをすりつぶして作った天然素材の石鹸なのですが、ハマムという蒸し風呂がポピュラーなモロッコではかかせないものなんです。
蒸し風呂の中でサボンノワールを体に塗りたくって少し時間をおいてからあかすりをします。
このモロッコらしいサボンノワールですが、実はモロッコ文化すぎてお土産で買っても日本では少し取り入れにくいんです。
そこでフルールドファティマでは日本でも使いやすくボディウォッシュとしてアレンジして取り入れています。
左のイノセントボディウォッシュ サボンノワールはサボンノワールが入っていてすっきりタイプ、右のイノセントボディウォッシュ サボンブランはアルガンオイルが入ったしっとりタイプとお好みに合わせて使っていただけます。
香りもとても良いですよ。
モロッコのハマム気分をちょっぴり味わえます。
そしてモロッコに行かれた際は本場のハマムもお勧めです。
地元の人が行くようなところはハードルが高いですが、観光客用のハマムもいっぱいあります。
日本の価格よりは安いのでラグジュアリーなハマムもお勧めです。
アルガンオイルを使った極上マッサージも受けられます。
温泉と同じでハマムって終わったらお腹が空くんですよね。
となれば腹ごしらえです。
上で紹介したカフェデゼピスの姉妹店Terrasse des epicesテラスデゼピスではタジンやクスクスなどのちゃんとしたモロッコ料理も食べられます。
手前はチキンのパスティラ、奥のはトリットという料理です。
パスティラはスパイスで味付けたチキンをパイ生地で包んで上に粉砂糖とシナモンがかかっていいます。
またご飯に甘いものが合うのか問題が出てきますが、ごはんに甘い物反対の私でもこれも好きなんです・・・。
断面は
こうなっています。
スパイスが効いているので甘い感じはそんなにしなくて、逆にスパイスとシナモンのハーモニーがおいしいんです。が、やはりこれも食べてもらわないと伝わらないですね・・・。
このテラスデゼピスはスパイス広場とは違いスークの中にあります。
Wi-Fiもあるので途中の休憩にもお勧めですよ。