モロッコ雑貨|ファティマ

ファティマのバブーシュ工房は、マラケシュのメディナ(旧市街)にあります。


一足一足全て手作業で作られています。
その工程をご紹介したいと思います!


と、その前に

◎バブーシュとは…
モロッコの伝統的なかかとを踏んで履く革製スリッパ。日本ではルームシューズとして人気ですね。
ファティマでは、主に羊革を使用。表面の毛穴が目立たず、なめらかでやわらかいものを厳選しており、一年を通して快適に履くことができます。
内側もソールも革なので、馴染みがよくパタパタとした音がしにくいため足音が気になりません。
組むとかさばらないので、授業参観の上履きや飛行機など持ち歩きにもおすすめです。


それでは、まず色付けの作業です。


昔ながらの製法でなめした革に塗料を塗る作業。ゴシゴシと塗料を伸ばしていきます。
一度塗りでは色にばらつきが出てしまうので、干して乾かしてはまた塗って…と、 何度も繰り返す根気のいる作業です。

その革を裁断したものがこちら。
これは足の甲にくる部分です。それぞれここ装飾を施します。

薄く跡が付いているのが見えるでしょうか?
これは、装飾のベースとなる型押しをしたもの。この状態で装飾の依頼に出します。もちろん装飾も手縫いなのです。

\装飾するとこうなります!/

フラワースパンコールバブーシュの様に、スパンコールの装飾の他にサブラ糸の刺繍が入っているものは、また別の職人さんに刺繍してもらってから装飾、という様に、それぞれ専門の職人の元、デザインが出来上がっていきます。

スパンコールやビーズが施されたものが返ってきたら、接着や

縫製をしてこの状態になります。だいぶ靴の形になってきました。

これを裏返して

叩いて形を整えます。

かなり力のいる作業です。
叩く音が工房に響き渡ります。

こうして多くの職人が関わり、気が遠くなる様な工程を経て仕上がったバブーシュは、検品、焼印、仕分けされ、ようやく日本へ。


やわらかな履き心地や、風合いはハンドメイドならでは。
履くほどに馴染むので、この味わいを楽しんでいただければと思います。

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